ボタン式券売機は、入金後に商品の名前と価格が記載されたボタンを押す事でチケットを発券するタイプの券売機です。

ボタン式券売機

ボタン式券売機の場合、小型タイプと通常タイプがあり、ボタン1つに商品1つが割り当てられるので、小型タイプが扱える商品は最大20前後、通常タイプは70前後になります。

長所としては、安価な事です、また、小型タイプであれば設置スペースがあまり必要ありません。

短所はボタンには下図の様に商品名と価格のみが一般的で、目的の商品を探しづらく、また、あまり馴染みがない商品の場合は、どの様な商品なのかのイメージが分かり難い点

一部の機種には下図の様に通常より大きいボタンがあり、写真なども一緒にボタン上に掲載出来ますが、大きなボタンは数個しか無い場合が多く、更にその分利用出来るボタン数が減ります。

また、お客様が商品を購入する場合、機種によりますが、複数の商品を購入したいのに、お金を入れてボタンを押すと、強制的にチケットと釣銭が払い出されてしまい纏めて買う事が出来ない場合があります。続けて購入する場合は再度入金して、ボタンを押し、払い出されたチケットと釣銭が払い出された後に、再度入金…という動作を繰り返す必要があるため、お客様のストレスになります。

店舗側の問題としては、将来的にメニュー変更で商品が増え、商品数が券売機のボタン数を超えてしまった等には対応出来ず、買い換えや追加購入を考える必要が出て来ます。

ボタン式券売機は、提供する商品が少なく、商品がボタン数を超えないと思われる店舗で、とにかくコストを最小限に抑えたい場合には向いていると思います。